プレデター

refuesのレビュー・評価・感想

レビューを書く
プレデター
7

タイトルなし

記念すべきシリーズ第1作めです。
1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開され、シュワちゃん演じる軍人ダッチが舞台を率いてゲリラの手から捕虜を救出する任務の際、謎の宇宙生命体の襲撃にあってしまい…!
世界的な人気を誇るクリーチャーであるプレデターですが、当初はその姿は公開までシークレット扱いとなっていて、どちらかと言えばシュワちゃん主演を前面に押し出していた宣伝でした(途中まで戦争映画みたいな雰囲気があり、本作が一瞬モンスターが出る映画であるのを忘れるくらい)。
しかし、そうした雰囲気を一気に覆し、当初はカメレオンのような迷彩機能で姿を隠しながら隊員を次々と惨殺し、最終的にはあのシュワちゃんと一騎打ちを行い、敗北寸前まで追い詰めたプレデターの存在は大きなインパクトを与えました。
劇中残虐な描写も非常に多いのですが、一方でプレデター自身も丸腰の相手や弱者は殺さない(戦闘意思のある者しか相手にしない)、また自分が強者と認めた相手に対しては一定の敬意を示すと言った、古き侍を思わせる誇り高い性格が付けられていて、ただの殺戮者ではない事を示し、このギャップがプレデターが多くのファンを魅了する要素なのは間違いありません。
ザ・プレデターが本作の世界観の正式な続編という設定は驚きでした。