PS4版『ファイナルファンタジー10』リマスタークリアレビュー(ネタバレ無し)
言わずと知れた人気シリーズの『FF(ファイナルファンタジー)』。
中でもシリーズをプレイしたことがない方もタイトルやBGMを知ってる方は多いであろう大人気タイトル『FF10』のクリアレビューです。
流石、人気なのが頷けるほどの作品です。
世界観やシステム、ストーリーで、点数を10点満点で付けるなら7点です。
FF10の魅力を挙げるなら、快活ながら、どこか儚さを感じさせる少女の「ユウナ」と青臭さのある少年「主人公」という2人のキャラクターの存在。
どことなく近未来のように機械的な冷たさを感じさせながらも、幻想的な切なさも同時にある世界観。
自由度の高いキャラクター成長システムの「スフィア盤」や、行動順が一目で分かるシリーズ未経験者でも遊びやすいCBTと言われるバトルシステム、HDリマスターで甦る「世界一ピュアなキス」などが、おおまかな『FF10』の魅力になります。
今作はとにかくストーリーが良く出来ており、シリーズの中でもダントツで泣けます。最終版は涙腺が壊れっぱなしで、クリア後は虚脱感に見舞われました。
ただ、「ミニゲーム」と「やり込み」はマイナス評価になる要素。
「最強武器」の作成や「トロコン」などをしようと思うと、理不尽な難易度の「ミニゲーム」は避けられません。
なんどかリマスターされている作品なだけに、ミニゲームの難易度も下げても良かったのではないでしょうか。
また、PC版と違い演出スキップの機能がない点も気になりました。
ただ、それを差し引いても上質なストーリーと世界観に秀逸な戦闘システムと、ライトからヘビーユーザーまで幅広く楽しめる出来栄えなので、1度プレイをしてほしい作品です。