伝説的スリラー映画シリーズの原点にして頂点 『SAW』
意識を取り戻すと、そこは見知らぬ部屋。老朽化したバスルームのパイプに足を鎖で繋がれ、身動きが取れない。
そして部屋の中央にはテープレコーダー片手に持った状態で倒れ、大量の血を流した死体が転がっていた。レコーダーに記録されていたのはこの状況の首謀者からのメッセージだった。
「生きるため、血を流せ。これは"ゲーム"だ」
ここまでのあらすじを読んだ感触としては、「よくある脱出ものとかデスゲームものかな?」といったところでしょう。
しかし本作は脱出・デスゲーム・そしてサスペンスの要素が巧みに組み合わされており、なおかつその全てのクオリティが最高レベルでまとまっている奇跡の作品なのです。
「目覚めたら見知らぬ部屋、脱出したければルールに従え」上記のような作品や、似たような要素を持つコンテンツは今の時代沢山あると思います。
しかし、20年前に公開された本作『SAW』を超えるものはほとんど無いと、胸を張って言えるくらいには素晴らしい作品です。
もしも今まで本作のネタバレを踏まずに、このレビューを読んでくださった幸運な方がいれば是非とも何も調べずに視聴していただきたい。
そこには最高の映画体験と、最高のサプライズが待っています!