前世の月の記憶と地球人
「ぼくの地球を守って」は通称「ぼく球」と呼ばれており、人気の漫画です。
主人公ありすは、草木の声が聞こえます。北海道から東京に越してきて、まだ友人らしい友人もいない時に、隣に住む小学生の輪君にいじられます。学校に行けば、迅八と一成の見つめ合うシーンに出くわしますが、実は皆、前世で月の住人でした。
夢の中で月の頃のことを知ります。ありすの覚醒は遅いのですが、輪君はベランダから落ちた事件の時に、覚醒します。そして月の住人たちは、サーチェスと呼ばれる超能力を持っており、覚醒した人たちは地球でも(パワーは小さいものの)サーチェスを扱えるのです。夢で知った、別名(月での名前)を雑誌に投稿し、仲間を探すと見つけます。ありすの別名はモクレンで、草木と会話し歌うと成長するサーチェスを持っています。
一方、覚醒した輪君はシオンの記憶を持ち、月での復讐をしようと画策します。サーチェスの力は並外れて強く、また賢いために皆は輪君の仕業だとは気づきません。ランダムに夢に出てくる月の話しを、集まって一つに繋げようとします。
輪君には重すぎたシオンの記憶によって、輪君は月の基地を爆破しようとしますが失敗します。サーチェスを使ったことと、最後にシオンがしていたのは、永遠に流れるモクレンの映像を流したことだと知り、倒れます。倒れた輪君を救い出すため、皆で輪君の夢の中に入り、迎えに行きます。輪君は無事に目を覚まし、ありすと結婚の約束をするのでした。