最高のヒーローになるため
この作品は人口の約8割が「個性」という特殊能力を持って生まれてくる世界で、その個性を犯罪に使う「ヴィラン」と、個性を駆使してヴィランと戦う「ヒーロー」の物語です。
主人公はそんな個性が当たり前の世界で、「無個性」として生まれてしまった少年「緑谷出久」。ヒーローへの憧れを持ち、その中でもプロヒーローの「オールマイト」というヒーローに強い憧れを抱いています。
この世界はヒーローが順位付けされており、オールマイトはその中でもNo.1ヒーローなのです。
無個性でもいつかヒーローになることを夢見て、高校は偉大なヒーローを多数輩出している「雄英高校」のヒーロー科へ進学を目指します。
偏差値は79で、頭が良くてもヴィランと戦える能力がないと合格することができない超難関校に、無個性が合格できるはずがないと周囲から馬鹿にされます。
そのなかでも「爆破」という戦闘に長けた個性を持つ、緑谷出久の幼馴染「爆豪勝己」は、必要以上に緑谷出久をいじめます。
爆豪勝己も緑谷出久と同様にヒーローになることを夢見て、雄英高校ヒーロー科へ進学を目標にしています。
中学3年のある日、泥のヴィランに爆豪勝己が襲われ命の危険に晒されます。その場にいるヒーローは攻撃をしようとしますが、爆豪勝己に攻撃が当たってしまうのを恐れ手も足も出ない状態でした。
そこにいちはやく助けに入ったのが、無個性と馬鹿にされてきた緑谷出久です。
無個性ながら誰かが助けを求めていると反射的に助けようとしてしまう姿を、その場で目にしたオールマイトは「自分の個性を譲渡する」と言い出します。
本来「個性」とは他者に渡す事はできないが、オールマイトの個性「ワン・フォー・オール」は代々受け継がれてきた力なのです。
オールマイトの指導の下個性のトレーニングを行い高校入試に挑み見事合格します。
そこで出会う同じヒーロー科の仲間たちと共に成長し最高のヒーローになっていく物語です。
はじめは恵まれない悲劇の主人公かと思ったのですが、自らの力で道を切り開いき自分が目標としているヒーローにどんどん近ずく姿にハラハラドキドキする作品です。
笑いあり涙ありでみんなに見てほしい作品です。
10段階評価中9なのは少し難しい単語が後半につれ出てきたり、話が難しくなったりするので、私は好きなのですが万人にお勧めできるというわけではないなと思い9にしました。