アナと雪の女王 / アナ雪 / Frozen

『アナと雪の女王』(原題:Frozen)とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作した53作目のディズニー長編アニメーション映画。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『雪の女王』からインスピレーションを得て制作された。アメリカでは2013年11月に公開され、日本では2014年3月に公開された。世界映画興行収入は約1280億円であり、当時は歴代5位だった。日本での興行収入は255億円を上り、歴代3位。16週連続興行収入ランキング1位だった。
作品中にエルサが歌い、エンディング曲でもある『レット・イット・ゴー』は大ヒット。第86回アカデミー賞歌曲賞をはじめ、数々の賞を受賞した。
作品も数々の受賞歴がある。第86回アカデミー賞長編アニメ映画賞。第71回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞等を受賞した。
主人公は、アレンデール王国の王女のエルサとアナ。エルサが氷の魔法を制御できずにアナを傷つけてしまったことから生まれた姉妹のすれ違いと、様々な困難を乗り越える姉妹の真実の愛を描いた物語。

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アナと雪の女王 / アナ雪 / Frozen
9

心温まる作品

氷の魔法の力を持つ姉のエルサ(国の王女)と、姉の秘密を知らない妹アナの物語です。

過去のトラウマから、2人の姉妹はすれ違っていました。
ある日、エルサの秘密が国中に知られてしまいます。皆が恐れて避ける中、アナだけは怖がらずに姉と向き合っており、そこで姉妹の絆を感じました。
また、物語の中ではさまざまなキャラクターが登場します。トナカイのスヴェンや雪だるまのオラフなど、人間以外のキャラクターも多く、それぞれが個性豊かでした。何より表情が面白く、言葉を話していなくても、その時の表情で何を伝えたいかが分かります。
深刻な場面から愉快な場面まで、観ている側を飽きさせない作品だと感じました。

物語の途中、アナはエルサの魔法で心が凍ってしまいます。凍った心を溶かすのが「真実の愛」とのことでした。アナの考える真実の愛は本物ではなく、どんど凍っていってしまいます。個人的にとても胸が痛くなりました。
最後、姉のエルサに危機が迫るのを見てアナは最後の力を振り絞ってエルサを助けました。その後、エルサの涙でアナの心は溶けていきます。
すれ違っていた姉妹がひとつになった瞬間で、こちらも涙が溢れました。
真実の愛を知った姉妹は仲を戻し、国も平和になるという、とても感動する作品でした。

ディズニー特有のミュージカル調も楽しめます。是非お勧めしたい作品です。