タイトルなし
2017年から2018年に続いた全国ツアー「PATHFINDER」の際に、「今、新しい曲を作っているから、もうすぐ届けられるから、待ってて」と藤くんが最後に言っていました。全国ツアー「PATHFINDER」は、これまでのようなドームでの電飾やARなど特殊な演出もなく、ただ花道が作られているだけのシンプルな舞台装置で、Bumpの歌の良さが特に際立ったとてもいいツアーで感動で一杯になるものがありました。そしてしばらくの間があり「シリウス」「望遠のマーチ」が同時に公開となるのですが、「シリウス」「SUPICA」はテレビアニメ「重神機パンドーラ」の主題歌に、そしてまたテレビアニメ「からくりサーカス」で「月紅」が採用されています。これまでも「3月のライオン」や日清カップラーメンの「記念撮影」がタイアップとしてありますが、その時のようなワクワクする感じがないような気がします。作品に合わせて曲詩を書いたりはしないと藤くんは言っていますが、このままで進んで行けば次のアルバムは、ほとんどがタイアップの曲でまとまってしまいます。例えば「記念撮影」など、これまでのBUMPのイメージをガラッとかえるエッセンスになるような曲がタイアップならそれも問題ないことです。ですが、ここまで発表されている曲は、藤くんのこだわる言葉が詰まってないような作品です。こんな世界が藤原基央さんの中にあるのだというような曲を待っています。