歌い手出身の天才歌手!その実態とは
Ado(アド)は、歌い手出身の歌手である。
2020年10月、「うっせぇわ」が社会現象となるほどの大ヒット。その当時、顔は公表されておらず女子高生歌い手、という名目で活動していた。これは日本の歌い手やボカロPの中で重要視されていた「顔出ししない文化」を尊重してのことである。
2022年には20歳を迎え、その節目にアメリカの名門レーベルである「ゲフィン・レコード」と契約を結び、アメリカへの本格進出を発表した。その際のツイートは何千、何万と拡散されて注目を浴びた。
更に同年、漫画『ONE PIECE』25周年記念として作られた映画『ONE PIECE FILM RED』で、主人公ルフィの憧れの存在であるシャンクスの娘ウタという映画オリジナルのキャラクターの歌唱パートを担当し、1本の映画の中で7曲もの新曲を披露した。
その個性輝く声と、圧倒的な歌唱力で元々のAdoファンはもちろん、ワンピースのファンや映画好きを魅了し、「別次元の声を持つ」というウタを演じ切った。ウタという単語がネット流行語100の大賞となるほどの話題を生み、「新時代」という曲は日本レコード大賞の優秀作品にも選ばれたのである。冬には、スポーツテーマソングも歌唱。本人も、オリンピックに出演することになったと驚いていたらしい。他にもドラマや映画の主題歌を担当し、活躍の場を広げている。