人気漫画家の手によって蘇った「鉄腕アトム」
昭和の偉人、手塚治虫氏の名作漫画・「鉄腕アトム」の最も人気のあったエピソード、「地上最大のロボット」を売れっ子漫画家、浦沢直樹氏がリメイクした漫画が「PLUTO」です。いかにも見た目ロボットといったオリジナルキャラクターよりも人間型にかわり、主人公もアトムからドイツのロボット刑事・ゲジヒトにかわり、より大人向けへとリメイクされています。
第3次中央紛争の悪化の為、国際平和維持軍として当時、世界最高水準とされたロボットの中にユーロポールのロボット刑事、ゲジヒトもその一体として派遣されたが、戦争の余りの悲惨さにただ心の疵だけを残して帰国してから数年後。国際平和維持軍のメンバーの一人、スイスのモンブランが何者かに無残に破壊されてから次にまた世界最高水準のロボットが破壊され、ゲジヒトは他のロボットたちに警告しながら、の共にその犯人を捜します。
ゲジヒトの捜査中にオリジナル、「世界最大のロボット」の主人公、アトムも出てきます!可愛らしい外見ながら7体のロボットの中で最も人間に近く、優れた人工頭脳の持ち主でとオリジナルと同じです。手塚氏の子供向けのロボットが人間のエゴによって利用し、悪用されて行く様をアトムの純粋な善悪を区別できるアトムがその事を苦悩し、無く姿はリメイクでも同じですが、各キャラクターのロボットに人間味のあるエピソードを持っている事にドラマチックにそして、感動的な物語となっています。