偽装家族がおりなすドタバタ劇
『スパイファミリー』は、100の顔を持つ凄腕のスパイであるロイドが、任務のために家族を持つことから物語が始まります。
家族として選んだ奥さんのヨルと娘のアーニャ。実は奥さんのヨルは殺し屋で、娘のアーニャは人の思考が読める能力者でした。
この家族でロイドがスパイで、ヨルが殺し屋だと知っているのは思考が読めるアーニャだけです。それぞれがお互いの正体を隠したまま普通の家族として生活するのですが、正体が普通じゃないからトラブルが続きます。必死に正体を隠さないといけないので、お互いの勘違いが面白い方向に進んでしまう…。そんな偽装家族のドタバタ劇をぜひ堪能してほしいです。
『スパイファミリー』は、ストーリーのテンポがよくて分かりやすい上に、アクションシーンはとても迫力があって圧倒されます。
そして何より、アーニャが可愛すぎます。ロイドやヨルの思考が読めてしまうからこそ、一所懸命に行動する姿が本当に可愛いし、表情がコロコロ変わる百面相に癒されるはずです。しかも、アーニャの言葉のチョイスが絶妙に面白いので常に笑わせてくれます。
寄せ集めでできた家族がロイドの任務を無事成功へと導くのかも気になりますが、偽装家族から本物の家族になっていくのか、ストーリーの進む方向がどうなるのかとても楽しみな作品です。