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ショッキングな殺人映像に追い詰められていく
偶然、屋根裏部屋で8ミリフィルムと映写機を見つけたイーサン・ホークスが演じる作家のエリソン。
それがきっかけとなり、過去に起こった不気味で陰惨な殺人事件を調べているうちにどんどん事件に巻き込まれていくストーリーとなっている。
この作品の1番の魅力は、キーアイテムとなる8ミリフィルムで撮影された殺人映像が、湿っぽい鬱々とした雰囲気を醸し出しているところだ。最初は楽しげだったホームムービーが一転し、残虐でショッキングな殺人映像に変化するシーンは見ていて、思わず顔をそむけたくなってしまう。
主人公のエリソンが映像を調べていくうちに、少しずつ真実にたどり着いていく展開はミステリー要素もあって、サスペンスとしても十分楽しむことができる。
また、主人公のエリソンの周りで不可解な現象が次々起こるところじわじわと恐怖心を煽られ、日本のホラー映画に通ずるようなオカルトホラーとなっている。
特にエリソンが事件の真相に近づく度に追い詰められて、憔悴していく迫真の演技が素晴らしく、どんどん作品の中へ引き込まれてしまう。