ノラガミ / Noragami

ノラガミ / Noragami

『ノラガミ』とは、2011年から講談社の『月間少年マガジン』で連載を開始したあだちとかによる日本の少年漫画である。2014年1月から3月に第1期のテレビアニメが放映された。第2期は2015年10月から12月まで放映していた。『月間少年マガジン』で13年間連載していたが、2024年1月に完結した。単行本は2024年2月に発売された27巻が最終巻。
『ノラガミ』は、祀る社を持たない“野良神”である無名の武神・夜ト(やと)を主人公に、彼や周囲の人々(神々)を巡る戦いを描いたバトル漫画だ。夜トはたった5円の賽銭でどんな依頼も引き受けるデリバリーゴッドとして活躍していく。
『ノラガミ』は、現代和風ファンタジーバトルとして、日本の神とそれを取り巻く環境を題材にしている。キャラクターの魅力と心理描写、そして神道や日本の伝統を取り入れた独特の世界観が特徴だ。また、アクションシーンの迫力と、時にはコミカルで、時にはシリアスなストーリーテリングが見どころである。全世界累計発行部数は800万部を記録し、多くのファンに支持されている作品だ。

mihotomoのレビュー・評価・感想

ノラガミ / Noragami
8

5円でなんでもしてくれる神様

この作品にはいろいろな神様が登場します。自分の社や知名度によって、地位や力が確立する世界。そんな中、社もなく知名度もない、無名の神様・夜トが主人公として登場します。
夜トは、困っている人しか目に入らない電話番号を、学校のトイレ、看板などあちこちに書いて、賽銭5円で妖怪退治や赤ん坊の子守、水道工事まで何でもやる神様。デリバリーゴット夜トとして活動していきます。神様は、一人で活動するわけではく神器という元々死霊であり、神様に名前を与えてもらい、武具として変形する、僕と行動する。
そして、中学三年生の少女 ひよりと出会うことになり、夜トの運命は大きく変わります。物語が進むにつれ、夜トの正体や秘密、神様と神器の関係性が徐々に明らかになり、読むにつれ、続きが気になる作品です。ジャンルはバトル漫画になりますが、ところどころにギャグ要素もあり、笑える部分もたくさんあります。そして人間関係やそれぞれの神様の思いなどが描写されているシーンも多く感動するところも多いです。バトルシーンは神器を複数持つ神様も登場しそれらを使いながら戦闘するシーンは読んでいてすごく引きこまれます。アニメ化、舞台化もされた作品なので、マンガの枠にとどまらず、とても楽しめる作品になっております。