クラシック楽器と電子楽器の融合 音楽ジャンル=常田大希
「King Gnu」の常田大希が主催するプロジェクトmillenium parade。才能ある若手アーティストが常田の元に集まった。
「millenium parade」の楽曲を聴いたことのない人に、ひと言で言い表すのは大変に難しいだろう。
ロックとクラシックの融合? 実力派アーティスト集団?映像と音楽の新しい芸術?
どれもしっくりと来ないし、どれも正解のような気もする。ただ1つ言えるのは”カッコいいサウンド”という事だ。
ギターやシンセの歪んだ音の中に、バイオリンやトランペットなどのクラシック楽器の美しく迫力のある音が重なる。
しかし難解な音楽ではなく、J-Popの要素もしっかりと感じられ、多くの人に受け入れられる音楽に練り上げられている。
今までにもクラシック楽器とPopsを掛け合わせたバンドはあった。しかしここまでロックやPopsの要素が溢れ、クラシックの音色と見事に共存するサウンドがあっただろうか。
常田がインタビューで「millenium parede」を何故作ったのか聞かれた時、「若い才能ある奴らが飯を食って行けないのはおかしい。才能ある奴らといい物を作りたかった」と言った。
言葉で言うのは簡単で、長い間日本で言われてきた事だ。しかし言葉のまま実現している人物は数少ない。それをあの若さで実現している常田大希。彼の名をジャンルと言っても良いのではないだろうか。