チタタプしようぜ!
明治時代後期、北海道にて日露戦争に従軍していた「不死身の杉本」と異名を持つ兵士がいました。
名前は「杉本佐一」。杉本の親友は戦死。親友の妻、梅子は目の病気を患っていました。杉本は梅子の手術費用を賄うため、大金を欲していました。
戦争から帰ってきた杉本は、とある人物から脱獄囚の身体に入れ墨として暗号化された、アイヌの埋蔵金のことを知ります。
「杉本佐一」とアイヌ民族の少女「アシリパ」とともに、埋蔵金を探すサバイバル漫画です。
ヒロインである「アシリパ」は魅力的で、私たちの知らないアイヌの独特な文化や料理なども多く紹介されております。
脱獄囚は全部で24人。
脱獄王「白石由竹」、新選組鬼の副長「土方歳三」、おでこが四角「牛山辰馬」、外科医「家永カノ」などなど。個性あふれる脱獄囚がたくさん登場します。
アイヌの財宝を狙う大日本帝国第七師団。こちらも変態が多いので見ていて飽きないです。なかでも「鶴見中尉」!鶴見中尉の人を引き付けるカリスマ性には、読者である自分も引きつけられます。『ゴールデンカムイ』には、「鶴見中尉」は絶対にいなくてはいけない存在です。ラスボスのような存在です。
女っ気がない漫画であるからこそ、ヒロインの「アシリパ」がかわいらしく見えます。物語に関係してくる囚人たちは、個性的なメンバーがたくさんいます。