ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 / Zom 100: Bucket List of the Dead

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 / Zom 100: Bucket List of the Dead

『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』とは、ゾンビパニックによって社畜を脱した青年が、ゾンビの脅威に晒されつつも自由を謳歌する麻生羽呂原作、高田康太郎作画による漫画作品。ゾンビによる社会崩壊を「労働からの解放」と前向きに捉える斬新な設定で好評を博し、2023年のアニメ化以降は海外からも注目される。
過酷な労働に苦しむ日々を送っていた天道輝は、ゾンビパニックで社会が崩壊したことで会社から解放される。これを喜んだ輝は、「ゾンビになる前に今までできなかったことをやろう」と決意する。

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ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 / Zom 100: Bucket List of the Dead
9

ブラック企業に働かなくて良くなった。

日本では珍しい本格的なパニックアクション映画です。原作は「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた人気ゾンビ漫画ですが、実写化された映画では原作と描かれ方が大きく違っているので、原作を知っている私でも楽しめた映画になっています。さえない主人公を演じるは赤楚衛二、最初は頼りない感じでしたが何故かカッコ良く見えてくるのが不思議です。制作会社で働く梅田は、初日からいきなり徹夜で、数日間自宅に帰ることができず鬱状態になります。その後、街中がゾンビで溢れかえっていました。もう映画が始まってからの展開が急すぎて怖いよりも、こんな風なストーリーもありだと思いました。この映画は、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇するという偉業を成し遂げ、米SXSWでも観客賞を受賞しています。日本のパニックアクション映画として一見の価値ありです。TVアニメもありますが、Netflixでは実写映画もあります。ゾンビをテーマにした同じ原作の作品ですが、悲壮感がまったくなく楽しく観ることができる娯楽作品です。アニメ好きな方、実写映画好きな方、どちらの方にもおすすめできます。