「ジョジョ」と聞いて思い浮かべるのは?
「ジョジョ」と聞くと皆さんどのようなイメージを思い浮かべるだろうか?「あの劇画っぽい絵柄の漫画ね」「ジョジョ立ちでしょ?」「てかどれがジョジョなの?」という印象をお持ちの方が多いのではないだろうか。ジョジョの漫画を読むにはまず越えなければならないハードルがある。それは「独特な絵柄」だ。スマートでポップな絵柄に慣れている私達にとって、ジョジョの登場人物の顔面は独特で濃い。濃ゆすぎる。「あ、なんか読みにくそう」と挫折する方がいるのも頷けるほど。しかしそれを乗り越えてくれさえすれば、「こんなに面白い漫画があったのかッッッ!!!!」と思う事必至であると約束できる。
そもそもどんなストーリーなのか。すべては19世紀、イギリスの名門貴族・ジョースター家にディオ・ブランドーという少年が養子に来た事から物語は始まる。野心家であるディオはジョースター家の財産を乗っ取るべく、跡取り息子のジョナサン・ジョースターを見下し、孤立させて陥れていく。が、一度大きくジョナサンに打ち負かされた事でディオは彼の事を認めざるを得なかった。
時は過ぎ、ディオがジョースター家に養子に来て7年。表面上は友情を装っているディオだったが、まだ財産の乗っ取りは諦めていなかった…。あらすじを聞くと「え、そんな話なの?」と驚く方が多いだろう。そうなのだ。ジョジョの物語は19世紀から始まり、その血を受け継いだ子孫が奇妙な運命に立ち向かいながら、脈々と現在に続いていく…。そんな大河ドラマのような世界観に圧倒される事間違い無しだ。他にも魅力的な登場人物達、数々の名言、「波紋」「スタンド」の戦闘シーン、そして作品全体のテーマである「人間賛歌」。…だんだん「ちょっと興味出てきた!」と思い始めたのではないだろうか?読めば必ずや自分の「推しジョジョ」が見つかるだろう。ぜひ手に取って読んでもらいたい。