異世界転生のワクワク感と日常ギャグのギャップがハマる。
よくある異世界転生をして無双するだけの話しではなく、異世界転生から現代に帰ってきた通称「おじさん」の異世界転生ギャグマンガです。
17歳(西暦2000年)の時に交通事故にあった事で昏睡状態となってしまったが、17年ぶりに目覚めたおじさん(34歳)。
実は昏睡状態だった間、おじさんは異世界転生をしており、魔法が使える事を知った甥の「たかふみ」(19歳)がおじさんに興味をもち、家も職もないおじさんを自宅に居候させる所から話は始まります。
異世界の回想シーン(正確には、記憶を映像化する魔法でたかふみに映像を見せている)では、異世界転生ならではの美少女キャラの登場や、剣と魔法の世界のワクワク感を楽しめ、日常パートでは、当時(西暦2000年)の日本と現代日本のギャップから、噛み合わないおじさんとたかふみの会話や行動が思わずクスっときてしまうギャグ要素が上手く描かれています。
おじさんが、美少女エルフの明らかなツンデレに気が付かない(ツンデレは2004年ごろから浸透し始めたよう)など、「確かに昔はツンデレなんて概念なかった!」と何故か納得してしまうような場面もあります。
物語りのテンポやキャラの勢いも良く、読んでいて嫌な気持ちになる事が全くないマンガです。