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映画バービーについて
映画バービーに対しての私の印象は二転三転した。私が映画バービーの存在を知ったのは、プロモーション映像が公開されたときだ。巨大なバービー(マーゴット・ロビー)がセクシーな水着姿で岩山に立ち、周りにいた少女はとても驚いていた。私はこの時バービー人形が巨大化する話なのかと思い、とても興味を持った。その後アメリカで公開され、この作品がフェミニズムに関する作品だと評されていることを知った。日本公開は8月、その日を楽しみに待っていた。同じくアメリカで公開され、大成功を収めている作品にオッペンハイマーがある。原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーについての作品だ。こちらの作品は日本公開が決まっていない。SNSではこの2つの作品をかけ合わせたBarbenheimerのタグが盛り上がっており、同時期に公開されともに大ヒットしている二作品を応援するタグであった。しかし、一部のファンはこのタグを使用し原爆を揶揄する悪質なコラージュを作成した。また、バービー公式アカウントがこれに好意的なリプライをしており、日本ユーザーを中心に炎上した。映画バービーを楽しみにしていた多くの日本人にとって、公式アカウントの行為は裏切りである。