サッカークラブユースでの新感覚成長ストーリー
私は王道のキャプテン翼や、ジャイアントキリング等、王道のサッカーマンガをたくさん読んできたつもりでしたが、『サッカークラブユース』での少年の成長ストーリーは、意外となかったと思い、とても楽しく読ませてもらっています。
主人公の青井葦人(以下、アシト)は、最初中学三年生で、いわゆる部活動でサッカーをしていましたが、そこでクラブユースの監督から声をかけられ、ユースのセレクションに挑戦していきます。
そもそもあまり知られていない「サッカークラブユースとは一体どんな環境なのか?」から始まり、まさかの、「サッカークラブユースは、どれくらい費用がかかるのか?」という視点まで描かれています。
サッカーそのものに関しても、とても細かく描写されており、現実のサッカーの新しい戦術を取り入れながら、いい意味でマンガらしい必殺技も出ず、本格的にサッカーを楽しむことができます。
困難に直面した時に、「今できないことは、わかった…『だから、どうするか』」とアシトたちが自問自答し、少しでも日々成長していこうとする姿は、普通の会社員である自分にとっても、非常に刺激になり、いちサッカーマンガを超えたバイブルです。
数巻に一度、困難に対して、自分で考え、時に先輩やコーチ、監督に導いてもらいながら、練習した成果が試合で実を結び、更に、監督たちの予想を超えた成長を遂げた時など、もう激アツです!
2022年にアニメ化、しかもEテレでのアニメ化も果たしており、面白さだけでなく、『子供の成長、それを導く親にも観る価値がある』作品であると思います。
是非皆さんも、アオアシを読みながらアシトの成長に興奮し、そしてアシトと一緒に成長していきましょう!