アオアシ

アオアシ

『アオアシ』とは、2015年より小林有吾が『週刊ビックコミックスピリッツ』にて連載開始されている漫画、および原作としたアニメ作品。Jリーグのユースチームに所属している高校生を題材としている。主人公は愛媛県の中学校でサッカーをしていた青井葦人。元プロサッカー選手の福田に認められ、Jリーグユースの門をたたく。プロになることにフォーカスしたユースチームでの生活、チームメイトとの価値観の違い、青春を描いている。主人公のポジションがサイドバックとなっており、攻撃のみならず守備面の描写も多い。

6u0223-2011のレビュー・評価・感想

アオアシ
10

サッカークラブユースでの新感覚成長ストーリー

私は王道のキャプテン翼や、ジャイアントキリング等、王道のサッカーマンガをたくさん読んできたつもりでしたが、『サッカークラブユース』での少年の成長ストーリーは、意外となかったと思い、とても楽しく読ませてもらっています。

主人公の青井葦人(以下、アシト)は、最初中学三年生で、いわゆる部活動でサッカーをしていましたが、そこでクラブユースの監督から声をかけられ、ユースのセレクションに挑戦していきます。

そもそもあまり知られていない「サッカークラブユースとは一体どんな環境なのか?」から始まり、まさかの、「サッカークラブユースは、どれくらい費用がかかるのか?」という視点まで描かれています。

サッカーそのものに関しても、とても細かく描写されており、現実のサッカーの新しい戦術を取り入れながら、いい意味でマンガらしい必殺技も出ず、本格的にサッカーを楽しむことができます。

困難に直面した時に、「今できないことは、わかった…『だから、どうするか』」とアシトたちが自問自答し、少しでも日々成長していこうとする姿は、普通の会社員である自分にとっても、非常に刺激になり、いちサッカーマンガを超えたバイブルです。

数巻に一度、困難に対して、自分で考え、時に先輩やコーチ、監督に導いてもらいながら、練習した成果が試合で実を結び、更に、監督たちの予想を超えた成長を遂げた時など、もう激アツです!

2022年にアニメ化、しかもEテレでのアニメ化も果たしており、面白さだけでなく、『子供の成長、それを導く親にも観る価値がある』作品であると思います。

是非皆さんも、アオアシを読みながらアシトの成長に興奮し、そしてアシトと一緒に成長していきましょう!