タイムリープ物の傑作映画
タイムリープ物の傑作映画だと思います。
似たようなオマージュ作品もある名作映画であり、実際に見てみても思わず世界観に入り込んで夢中で見てしまう作品でした。
タイムリープ物は過去を変えるごとに良くなる出来事もあれば悪い出来事も起きてしまい、更に過去を改変することでより悪い状況になってしまうというのが定番の流れだと思うのですが、まさにその通りでした。
刑務所に入ってしまったり、果ては主人公が手足を失ってしまうシーンなどはショッキングでした。
また主人公が少し行動を変えるだけでイケイケの大学生から身体障害者まで未来が変わってしまうというのが、まさにバタフライエフェクトの現象で興味深かったです。
またその影響で他人の人格を変えてしまうという事も描かれており、初恋相手のサディストの兄が正反対の善人になるという変化もありました。これは人の育つ環境の変化により性格も変わってしまうという事で、人間の人格形成において環境がかなり重要であることを感じました。
最終的に初恋相手であるヒロインとは深く関わらない人生を選び生きていくことになるのですが、過去や自分の選択を受け入れて生きていくことが大切なのではないかということを見終わった後に考えさせられる映画でした。