復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する

『復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する』とは、斧名田マニマニによるライトノベル作品、及びそれを原作とする坂本あきらによる漫画。勇者として魔王を打ち倒したラウル・エヴァンスが、自分が命を懸けて救ったはずの人間達に裏切られ、全てを奪われ殺されたことから始まる壮絶な復讐劇を描く。復讐方法は極めて凄惨だが、その方法を敢えて選択した理由や、正義感に溢れ心優しかった勇者がいかにして復讐者へ変貌したのかが物語が進むにつれて判明していく。

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復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する
7

世界に絶望した元勇者の復讐劇!その果てにあるものとは...

魔王を倒し世界を救ったはずの勇者ラウル・エヴァンス。そんな彼を待っていたのは、私利私欲に走る権力者達による裏切りと、無残に殺された大切な人達の亡骸。
自らも処刑され、命か懸けて救おうとしていた世界に絶望した勇者は、女神から与えられた闇の力を以て裏切り者達へ復讐することを誓います。
かつて勇者だった頃の良心や倫理観、信念といったものは全て捨て去り、あらゆる手段を使って次々に復讐を実行していくラウルの姿は、狂気そのものです。しかし復讐対象であるキャラクター達もまた、そんなラウルに負けず劣らずのクズばかり。
魔王を倒し世界を救わんとする物語は、「救う価値のある世界」という前提の上に成り立っているのが、本作品を読み進めるとよく分かります。
また、随所に出てくる勇者時代のエピソードは、ラウルがいかにして闇の力を持つ復讐鬼へ堕ちたのか知るための、重要なピースとなっているのも見逃せません。

かつて魔王から世界を救った勇者が、救われた後の世界で非道な行いをしている人間(復讐対象者)を蹂躙する…おそらく「勇者」を題材にした作品の中で、最凶最悪なストーリーを展開している本作。
復讐に全てを懸けるラウルの行きつく果てはどこなのか、ラストを迎えるまで目が離せません!