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現実味のある対策が魅力のゴジラ映画
この映画は、平成・令和当たりの日本に初めて怪獣ゴジラが出てきたらどのようなことになるか、をコンセプトに作られた映画です。この映画では、未確認の巨大生物が現れたことに、当初は上陸する危険はないと楽観視したものの、その後の生物の異常な進化速度によって生物が日本に上陸してしまい、対応が後手後手に回ってしまうなど、未知の生物に対しての対応がリアルに表現されています。なんでも現実の政府や自衛隊の対応も映画で見た感じになるそうなので、随分と真に迫っていると感じています。そして生物の研究をしてなんとか有効な対策を立てたものの、生物の力が予想以上であり、後半からの生物のさらなる力の発揮に、東京が壊滅状態になるなどの被害がおきて、怪獣ゴジラの神のごとき力を前に日本はどうするか、その攻防を見れるのがこの映画です。
内容が現実的で、実際に自分がその場所にいると思わせるほど真に迫った場面があり、自分がもし当事者だったらどう対策するか、それを考えさせられる映画でもあります。考えれば現実の日本にはメーサー光線車やレーザー、巨大ロボットなんてものはありませんので、今ある武器や道具でどう戦うか、どう対策を立てるか、考えなければいけません。この映画はそれを考えるうえでいいものだと思います。