GRAPEVINE / グレイプバイン

GRAPEVINE / グレイプバイン

GRAPEVINE(グレイプバイン)は1993年に結成され、4年後の1997年に「覚醒」でメジャーデビューを果たした日本のロックバンド。メンバー脱退などを経て、2014年にはレコード会社移籍をし、バンドライフの大きな転機を迎えた。骨太なグルーヴと文学的な歌詞の世界を持ち味とし、アルバムごと、ともすれば一曲ごとに全く違った作風を見せる幅の広さも大きな魅力となっている。

kiichigoのレビュー・評価・感想

GRAPEVINE / グレイプバイン
10

圧倒的スルメバンド!GRAPEVINE

洋楽好きの僕がおすすめする日本のバンド、GRAPEVINEをご紹介します。

1997年結成の4人組ロックバンドです(後に3人となる)。
ボーカル田中のソウルフルな歌唱と文学的な歌詞、ギター西川の変幻自在の鳴きのギター、ドラム亀井のメロディーセンスが特徴のバンドです。メンバー全員が作曲できるというのも魅力的。

初期の頃はポストミスチルと呼ばれていて、『Lifetime』というアルバムでブレイクしましたが、その後すぐに売れ線路線から脱却。
ロックを基本に、ブルース、ソウル、ファンクなどのブラックミュージックを取り入れた音楽、キャッチーでポップなメロディーが軸となっています。
ただの歌物バンドではなく、美しいメロディーにプラスαとして、変な音を入れたり、轟音ギターを鳴らしたり、わざと違和感を作って聞く者の心に揺さぶりをかけます。
海外でいうとWILCOが近い存在だと思います。

曲を聴いても最初の印象はパッとしないですが、聴けば聴く程味が出てきて沼から抜け出せなくなるくらいのスルメバンドです。
毎回新しいアルバムが出ても、前作から変わりすぎず、変わらなさすぎず想像のちょっと斜め上をいってるのが印象的です。
聴くたびに毎回違った顔を見せてくれるのもこういうバンドの醍醐味です。

以上、僕の大好きなバンドGRAPEVINEのご紹介でした。