何度も繰り返して遊びたくなる
無印版も2回クリアしましたが、ロイヤルでは更にやることが増えたため、更に周回したいと思わせてくれます。
また、クリア時やその後には「次の周では何を制覇するか?」という目標を立てて始めることで、前回のプレイで取りこぼしていた場面やイベントを見られるなど、楽しさが倍増します。
とはいえ、残念な点が全くないわけでもありません。
特にロイヤルで新登場した仲間キャラ・吉澤の加入時期があまりにも遅過ぎるため、スタメンとして活躍させられる期間が短いことが勿体無いですね。
また、新導入された3学期もストーリー自体は良いですが、自由行動できる時間や日数が予想を大きく上回る短さでした。
これらの点も上手く設定してくれていれば満点だったのですが、無印版の時点で完成され過ぎていた作品だったため、P4GやP3フェスのように良いバランスにするのは、やはり難しかったかもしれませんね…。
そして極めつけは、元の現実に戻ったことで完全に消えたはずの明智の真相です。
この謎は真エンドでも説明されていません。PS4版が発売されたばかりの頃は多くのファンやユーザーたちから批判の声が殺到したらしいですが、逆に言えば「明智推しに対しての希望」を僅かに残していってくれたと解釈すべきでしょう。
正式の続編として発売されたP5Sが無印版の方の続編だったうえに、「P5T」も真と春の卒業式を間近に控えた時系列が設定されているため、真エンドでの明智の真相が公式から発表されることは永遠にないかもしれません…。
私の中では主人公(ジョーカー)が内心で願い続けていた願いが知らぬ間に叶っていたのでは?と勝手に解釈しています。