何回でもつい見てしまうダークファンタジーなアニメ
アニメ『鋼の錬金術師FULL METAL ALCHEMIST』をオススメさせていただきます。
この作品のアニメは、原作が終わる前に完結した原作とは設定の違う「鋼の錬金術師」と、原作にそったストーリーの「鋼の錬金術師FULL METAL ALCHEMIST」があります。
どちらも個人的には大好きなのですが、原作にそった方をオススメする理由は、話がわかりやすいからです。
基本的なストーリーは、二人の兄弟エドとアルが錬金術師となり、死んだ母を生き返らせようとした代償に失ったものを取り戻す旅に出るというお話。
その旅の邪魔をするホムンクルスという存在がいるのですが、この設定が前作と原作で違うのです。
前作では、ホムンクルスは人体錬成の失敗作が賢者の石を食べる事で出来上がるものなのですが…
原作では、そもそも人体錬成で出来上がるものはゴミでしかなく、ホムンクルスを自在に作る「おとうさま」なる存在がいるのです。
まず、こうした主要キャラ誕生の設定が違うところがとっつきにくい部分かもしれないのですが、そんな違いのおかげで二度美味しい作品であるとも言えます。
また、錬金術とは例えば木製のテーブルを同じ木製のタンスに変化させたり、木から紙を生み出したり、ただの水を水素と酸素に分けて水素を爆発させたりと、等価交換ではあるものの大変夢のある技術であり、自分でも使えたらなあと、かめはめ波の感覚で手を合わせてしまう事でしょう。