ロマンシング サ・ガ2のレビュー
当作品は1993年にスクウェア(のちのスクウェア・エニックス)が出したスーパーファミコン用ソフトです。
ジャンルはロールプレイングゲーム(以下RPG)。
「サ・ガシリーズ」では5作目に当たります。
七英雄という過去にモンスターによる世界の危機を救った英雄が現世に帰ってきましたが、ある事が原因で七英雄は人間を憎み、敵であったはずのモンスターを従えて人間に復讐するようになりました。アバロン帝国の皇帝がある人物から授かった秘法・伝承法によって何世代もの皇帝に記憶や能力を繋いで七英雄と戦い、何千何百年もの戦いの末に七英雄を倒して世界を救うというお話です。
ゲームシステムで特徴的なものとして、1つ目はシリーズ初の閃きシステムを採用。ドラゴンクエストなどの大抵のRPGではレベルアップで技を覚えたりが一般的ですが、当作品ではレベルアップでは覚えず特定の技を出した際に一定確率で別の技を閃くという覚え方です。
2つ目は陣形システムで、各陣形にそれぞれいろんな効果があり、前衛・後衛の攻撃力・防御力・素早さ・術力の上下補正、狙われやすさ、行動前及び後の防御状態及び解除など、奥深いものになっています。
3つ目にLP(ライフポイント)というステータスがあり、HPが0になったり特定の技を受けた時に減っていき、これが0になるとそのキャラは「死亡」となり、パーティ内から消えます。それまで地道に育てていたキャラクターが消えた時の喪失感は結構大きいので、多くのプレイヤーがショックを受けたことだと思います。
他にもあげたらかなりの文字数になるほどRPGの中では異色の作品です。
その為根強いファン層が一定数いて、スマホゲームもある長寿作品です。