プレイボール

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『プレイボール』とは、『週刊少年ジャンプ』1973年27号から1978年31号にかけて連載されたちばあきおによる野球漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ。同作者による野球漫画『キャプテン』のスピンオフ作品である。原作はジャンプ・コミックスが全22巻、愛蔵版コミックスが全11巻、集英社文庫コミック版が全11巻刊行されている。本作は同時期に『月刊少年ジャンプ』で連載されていた『キャプテン』とあわせて、第22回(昭和51年度)小学館漫画賞を受賞した。
前作『キャプテン』のクライマックスで骨折しながらも無理に投球を続けたことにより、まともにボールが投げられなくなった谷口タカオ。タカオは墨谷高校進学後も部活に入ることもなく、弱小野球部の練習風景を眺めていた。そんなタカオを心配してサッカー部のキャプテン相木はタカオをサッカー部に勧誘するが、タカオの中での野球への未練と情熱は薄れることはなかった。そんなタカオの気持ちを察した相木は野球部キャプテンの田所と話し合い、改めてタカオを野球部に入部させる。

Ken122のレビュー・評価・感想

プレイボール
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ちばあきおさんの、『プレイボール』を読んで

ちばあきおさんの、『プレイボール』という野球漫画について投稿します。
発行所は株式会社集英社で、1996年5月22日に第1刷が出ています。ちばあきおさんは1943年に満州・奉天(現在の中国・遼寧省瀋陽)で生まれた人です。『プレイボール』という漫画以外にも、『キャプテン』という漫画を世の中に生み出しています。

WBCで優勝した日本チームの栗山英樹さんは、「『プレイボール』に出てくる谷口君が元気をくれ、自分のライバルだった」というコメントを残しています。

物語の主役の谷口君は墨校に入学したとき、指のけがが原因で野球を諦めてサッカー部に入り、先輩のしごきをうけています。そのサッカー部での先輩のしごきも、一見無茶苦茶なようですが、試合に勝つためには必要なプロセスでした。
サッカー部の先輩は谷口君がサッカーよりも野球が好きなことに気が付き、谷口君が野球部に入れるように取り計らいをしてくれました。
野球部に入った谷口君に、サッカー部の先輩は「野球のユニフォームの方が谷口君に似合う」と声をかけました。谷口君のバッティングを見た野球部の人達は、球が伸びることに、皆驚きました。
栗山英樹さんと同じく、スポーツに命を燃やしている谷口君の姿から学ぶことは多いはずです。