SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン

『SLAM DUNK』とは、高校バスケを題材とした日本の漫画である。作者は井上雄彦。
不良高校生の桜木花道を主人公とする、バスケットボールを通じた青春物語である。一目惚れした赤木晴子に誘われ、初心者ながらバスケットボール部に入部した桜木花道が、チームメイトやライバルとの出会いを通し、成長していく。
登場するチームメイト、ライバル、監督、記者など、それぞれのキャラクターが個性的であり、キャラクターごとにファンがつくほどの人気作品である。物語の節々で作者による解説があり、バスケットボールを経験していない読者でも楽しめる内容となっている。
また、タイトルが「スラムダンク」であるため、迫力のあるダンクシュートのシーンも多いが、スリーポイント、トリッキーなパス、華麗なドリブルなど細かい技術が細部にわたって描かれており、学生からプロ選手に至るまで、バスケットボール経験者から絶大な人気を誇っている。
1990年から1996年にかけて少年ジャンプにて連載され、1993年から1996年にかけてアニメ作品も放送された。漫画では全国大会の2回戦までが描かれているが、アニメ放送では神奈川県大会決勝リーグまでのストーリーとなっている。また、1994年以降4度にわたり映画作品が放映された。2022年には、新たな映画作品が劇場公開される。

chisa4103のレビュー・評価・感想

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

良い作品に劣化はない

今回お勧めする『スラムダンク』は、『週刊少年ジャンプ』の1990年42号から1996年27号にて、全276話連載されたバスケットボール漫画。作者は井上雄彦。1993年10月〜1996年3月には全101話でテレビアニメ化、アニメ映画も多数放送・公開され、2022年12月には25年以上の時を経て、新たな映画も公開されました。最新のアニメーションや、人気エピソード、声優交代など大きな話題を呼び、連載当時のファンはもちろんの事、今まで原作未読だった人や若い世代など、多くのファンを獲得しました。
話は高校一年生のバスケット素人の不良学生が一人の女性に恋をし、彼女との恋愛発展の為に、バスケットを始めるところから始まります。恋のライバルや厳しい先輩、仲間、そして立ちはだかる強敵を前に悪戦苦闘しながらも、バスケットに魅了され、一人の不良が青春を謳歌する姿が不器用ながらも感動的に描かれています。お笑い要素もあり、涙あり笑いありで見れるので、とてもお勧めです。
2022年公開の映画ではプレイヤー一人一人の動きが、よりリアルな動きになっており、本当の試合を観戦しているかのような体験が出来ます。声優交代で懸念されていましたが、初代の作品との差別化を図れるくらいのクオリティに、連載当時のファンも納得の映画となっています。90年代の漫画・アニメ・映画も2022年公開の映画も、それぞれの良さがあり、見て損はないと思います。多くの著名人や現役プレイヤーに影響を与えたバスケットボール漫画の金字塔を、ぜひ一度ご覧ください。