お兄ちゃんはおしまい!

ikiterubouzue1のレビュー・評価・感想

お兄ちゃんはおしまい!
9

女の子の可愛さを存分に堪能できる作品です

主人公の緒山まひろは2年間、働かず外に出ずの引きこもりのダメニート。ある日マッドサイエンティストの妹、緒山みはりに怪しい薬を飲ませられ、中学生の女の子になってしまいました。
せっかくだから薬が切れるまで、女の子の生活を楽しんで!とほくそ笑むみはりに困惑するまひろ。まひろはみはりの「訳ありで別々に暮らしていた妹」という設定で、新しい生活を始めます。
そこからギャルだけど面倒見がいいみはりの友達・かえでとの出会いを初め、その妹のもみじと仲良くなり、中学校に通えるようになるまで成長します。ダメニートで外が怖いと思っていたまひろは、徐々に周りに心を開いていき、それと同時に「女の子の生活も意外とありかも?」と女の子生活を楽しむようになりました。
慌てて男子トイレに駆け込み、「そういえば今は女の子だった!」と赤面するシーンもあったり、初めて女の子の日を経験して「何かの病気か?」と青ざめたり、男の子と女の子のギャップに驚くまひろの反応が可愛いです。みはりは「昔あんなに仲が良かったのに、遊んでくれなくなった」と兄との距離が出来ている事に密かに悩んでいました。
自身が優秀すぎて飛び級で大学で研究しているから、兄が劣等感を抱いている事に彼女は全く気づいていないところがとても良いです。周りのキャラクターもとても魅力的で、作画も女の子を可愛く表現しようと気合いが入っています。とくにエンディングテーマ映像がぬるぬる動きすぎてびっくり。そして可愛いです。
最終回もあまりにも作画が美しすぎて思わずBlu-ray上下2巻を購入するほどハマってしまいました。女の子のかわいさを永遠に眺めていたい人におすすめの作品です。