あと1センチの恋

あと1センチの恋

『あと1センチの恋』は2014年に公開された、イギリス・ドイツ合作の恋愛映画。監督はクリスチャン・ディッター、脚本はジュリエット・トウィディが務める。出演者にリリー・コリンズ、サム・クラフリンがいる。原作はセシリア・アハーンの『愛は虹の向こうに』。
リリー・コリンズ演じるロージーと、サム・クラフリン演じるアレックスという2人を取り巻く恋愛模様を描いた作品。ロージーとアレックスはお互いを想う気持ちをなかなか打ち明けることができず、長い間すれ違い続ける。

fb-21728620462958050のレビュー・評価・感想

あと1センチの恋
10

電車の中で見るのはお勧めしません。

幼馴染の男女が織りなすラブストーリー。
設定としては「よくあるパターン」です。そのため、さほど期待せずになんとなく帰り道の電車の中で見始めました。
しかし、これが間違いでした。気づけば車内でボロボロ泣いています。本当に素敵だった…。
ここから若干のネタバレを含みます。
2人は昔からの幼馴染。お互い好きだけど、いつもタイミングがすれ違う。
好きだと気づいた時には相手に恋人がいたり…。
そしてそのままヒロインは、別の男性との間に子供を産んでしまいます。
もう2人のラブストーリーもここまで。そう思われましたが、ヒロインの相手は生粋のダメ男。そのままシングルマザーになります。
そんな彼女を支えたのは彼。そうしているうちにお互いがどれほどお互いの人生に必要な存在だったのかに気づきます。
そして子供も2人の恋が成就する手助けをします。
最後には2人結ばれます。
ここまでのストーリー、ありがちな設定です。
それでもこの映画の作り込み方が良い。感情にどーんと入ってきます。気づけば号泣。
2人がすれ違い、そして両片思いをして。それでもここまできたなら恋人になるのもこっ恥ずかしい。そんな複雑な感情をうまく描いている作品です。