薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

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薬屋のひとりごと
9

薬が大好きすぎる変人少女が挑むファンタジーミステリー漫画

薬屋のひとりごとは、ある大国を舞台に主人公である猫猫(マオマオ)が薬学の知識を生かしながらさまざまな謎を解きあかしていくお話です。ミステリーの内容も面白く、なるほど!と読んでいてワクワクします。謎解きも素晴らしいのですが、なんといっても猫猫の変態ぶりが最高なんです!薬が大好きすぎるあまり、正体不明のものを飲んでみたり腕に塗ってみたりと自分の体でいろんな毒を試してしまう猫猫。実験をしている時の猫猫の表情ときたら最高に幸せそうで、その変態ぶりにはまってしまいます。絵もきれいでかわいく、猫猫のころころ変わる表情に魅了されると思います。
また、猫猫は誘拐され売り飛ばされて後宮に勤めることになるのですが、そこでの宦官・壬氏とのラブコメ要素も楽しめます。壬氏はイケメンで人気がありながらも、猫猫の頭の良さと変態ぶりに興味を惹かれてしまうのです。それに対する、超絶塩対応の猫猫の表情がまたたまりません!イケメンが冷たくされているのをみていると、かわいそうだけれどもなんだかかわいく見えてしまい、いつのまにか壬氏を応援してしまっています。
猫猫の成長を見守りつつ、猫猫と壬氏との関係の行く末を見届けることがこの漫画の楽しみなところです。