アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

NOVE7のレビュー・評価・感想

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
9

素晴らしい映像体験!

前作の感動を超えるのかな?と懐疑的な気持ちで映画館に足を運びました…。が、さすが我らがキャメロン監督!そんな心配は上映5分で吹っ飛びました!スクリーンに広がる圧倒的な異世界、しかもCGぽい作りモノ感は感じさせず、本当に上質の紀行番組のような自然の美しさ。さらには海や森の生き物たちの生き生きとした質感や動き。呼吸も忘れて見入ってしまいました。

ストーリーは、世界共通の普遍的な愛と家族のつながりの物語です。キャラクター、展開ともに「ベタ」と言えばベタで、特別に個性的な部分はないのですが、感情移入しやすく、思わずスクリーンに向かって「頑張れ!走れ!」とか「ああー、後ろ!」とか叫びたくなります(必死で我慢しましたが笑)。
悪の役割を背負うキャラクターにも、情に厚い面があったりして、多面的な描かれ方をしているのも安心感があります。
個人的にはキャメロン監督に一番期待するのは「異世界への没入感」。キャメロン作品はどれも、まるでアトラクションに乗ってるかのように、圧倒的に「自分ごと映画化」させるパワーがあります。このアバターというシリーズは、監督のその特性に最高にマッチしているのではないでしょうか。シリーズのこれからが楽しみです!