薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

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薬屋のひとりごと
9

名探偵は薬屋の女の子?

薬の素材を探して出掛けた森でそばかす顔が特徴的な主人公の猫猫(マオマオ)は人攫いにあって誘拐され、後宮に売り飛ばされてしまいます。
文字を読めることを言っても人攫いの取り分が増えるだけと任期を終えるまで静かに過ごそうと思う猫猫ですが、後宮で起こるお世継ぎの連続死の話を聞き、言い争う妃達の様子を見て真相に気づいてしまう。
好奇心と知識欲そしてほんの少しの正義感。猫猫は忠告の文を石楠花に結い妃達に届けました。
その結果、片方の妃の子どもは亡くなり、もう片方の猫猫の忠告を聞いた妃の子どもは生き延びました。
子どもが生き延びた妃の玉葉妃(ギョクヨウひ)は文を送ってくれた主をある人物に探してもらいます。
後日猫猫は呼び出しを受けます。部屋にはたくさんの下女が呼び出されていて、そこに天女のように美しい男性が入ってきます。
猫猫が「男なのか、もったいないな」などと思っていると、男性は何やら紙に書き始めます。紙に書かれた文字に思わず反応してしまう猫猫。“そこのソバカス女お前は居残りだ”男性は「今日はこれで解散だ部屋に戻っていいぞ」と皆を返すが、猫猫は部屋にいる下女で字が読めるのは自分だけだと気づかずに帰るタイミングが遅れてしまう。
急いで帰ろうとすると、後ろから「駄目じゃないか、君は居残りだよね?」と天女のような男性、壬氏(ジンシ)に呼び止められてしまう。
果たして猫猫の運命どうなるのでしょうか?