ミッション:インポッシブル/フォールアウト / Mission: Impossible - Fallout

ミッション:インポッシブル/フォールアウト / Mission: Impossible - Fallout

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』とは、2018年に公開されたスパイ・アクション映画。1996年の『ミッション:インポッシブル』から続くトム・クルーズ主演・製作シリーズ作品の第6作目。
イーサン・ハントがテロ組織「シンジケート」の残党「アポストル」によるプルトニウム爆破テロを防ぐためにチームと一丸となって奮闘する展開と共に、彼がいかに家族や仲間を大切に想っているかが描かれる。

kby_991のレビュー・評価・感想

ミッション:インポッシブル/フォールアウト / Mission: Impossible - Fallout
9

脱トム・クルーズ

1996年に第1作が公開されて以来、ここまで6作品。徐々にクオリティーが上がっていると思います。それがここまでこの作品が続いている理由でしょう。
第1作、2作はトム・クルーズのプロモーションビデオかと思うくらいトムありきの作品でしたが、回を重ねるごとに脱トム・クルーズが図られ、イーサン・ハントを中心としたチームの活躍にスポットライトが当たっていきます。今のところその最高峰にあるのがフォールアウトです。仲間の生還とミッションを両立させようともがくイーサンの姿がうまく描かれています。基本一人でミッションをこなすジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンとの大きな違いはここにあります。もちろん第1作からチームで動いていますがイーサンとその仲間たちといった感じは否めません。MI2にいたっては…。雰囲気が変わってきたのがゴースト・プロトコルあたりからでしょう。そしてフォールアウトでは仲間はもちろん、一般市民の命も助けるイーサンが描かれています。ミッションのためなら家族でも犠牲にする24―TWENTY FOURーシリーズが反面教師になったのかもしれません。