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脱トム・クルーズ
1996年に第1作が公開されて以来、ここまで6作品。徐々にクオリティーが上がっていると思います。それがここまでこの作品が続いている理由でしょう。
第1作、2作はトム・クルーズのプロモーションビデオかと思うくらいトムありきの作品でしたが、回を重ねるごとに脱トム・クルーズが図られ、イーサン・ハントを中心としたチームの活躍にスポットライトが当たっていきます。今のところその最高峰にあるのがフォールアウトです。仲間の生還とミッションを両立させようともがくイーサンの姿がうまく描かれています。基本一人でミッションをこなすジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンとの大きな違いはここにあります。もちろん第1作からチームで動いていますがイーサンとその仲間たちといった感じは否めません。MI2にいたっては…。雰囲気が変わってきたのがゴースト・プロトコルあたりからでしょう。そしてフォールアウトでは仲間はもちろん、一般市民の命も助けるイーサンが描かれています。ミッションのためなら家族でも犠牲にする24―TWENTY FOURーシリーズが反面教師になったのかもしれません。