DEATH STRANDING プレイ感想
『メタルギア』シリーズでおなじみの言わずと知れた有名ゲーム監督、小島監督の作品です。デスストランディングという大災害が起こった後の世界。被災した結果、流通、通信網が途切れ、人々は孤立して生きています。そんな孤立した人々を「荷物の配送」することでつなぐポーターという職業があります。そのポーターの一人で、アメリカでの配送をしているサムが主人公です。いつものように配送していたある日、ブリッジズという、昔所属していた組織から声をかけられます。その内容とは、アメリカ全土にわたる新たな通信網の敷設というもの。難色を示していたものの、昔の縁もあって引き受けることになり、アメリカの東海岸から西に向けて旅立つことになる…という始まりです。
ゲームとしては敷設の道具を各地に運びつつ、そこに住む人たちの依頼を受けて、さらに荷物を配送していくというもの。最初はその身一つで歩くことになりますが、歩行を補助する装備や乗り物が増え、国道という長大な道を敷設したりすることで、徐々に快適になっていきます。サム自身の能力も向上し、序盤では到底無理だったような量の荷物を楽々運べるのは嬉しい限りです。
またゲームの名前のストランディング=つながるからもわかる通り、オンラインで他のプレイヤーとつながるのも特色です。といっても同時プレイやチャットではなく、他の人が敷設した設備、落とした荷物なんかがぽつぽつと世界中に現れるという仕組み。例えば、前述の国道、これを敷設するには膨大な素材が必要となります。一つの場所にみんなで素材を集め、それが規定量に達すると一部区間が開通するという、協力プレイができる形になっています。
また他の人が設置した設備に「いいね」を送るのもつながりの一つ。自分が必要に応じて設置した設備に他の人からのいいねがつくと、心が温かくなります。
魅力的なキャラが多いのも特色の一つです。特にかわいいのが道中に現れる脅威を察知してくれる"装備"のBB。なんと人間の赤ん坊が"素材"として組み込まれています。装備と言えどもそこは赤ん坊。転んでしまったり、脅威に遭遇したりすると怖がって泣いたりします。そこをあやして機嫌を取ったりします。その反応がまさに赤ん坊。プレイヤーだけでなくサムもメロメロになっていきます。
今だとMicrosoftのゲームパス対象なので、少量の月額費用で楽しめます。プレステはもちろん、PCでも発売中です。ぜひプレイして"つながって"みてください。