「フリーシナリオの先駆者」です。
「ロマンシングサガ・2」は、1993年12月10日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されました。このゲームは「フリーシナリオ」を採用しているので、複数のエリアの中から好きなエリアを選んでストーリーを進めることができます。ただ、このゲームは「チュートリアル」に該当する部分が極めて少なく、説明不足です。発売当時、インターネットは存在していなかったので、発売と同時に遊んだプレーヤーを大いに悩ませました。中途半端にストーリーを進めると国が滅んだり、火山が噴火したり、初見プレイで詰む人が多かったです。中でも「ラストダンジョンで待ち構える中ボスを倒した後、セーブすると本拠地に帰れなくなる」というが最大の詰みポイントです。なぜなら、「最後の中ボスは倒せたけど、ラスボスには全然、勝てない」という状態でセーブするからです。私は友達の犠牲もあり、事前に情報を知っていたので、回避することができました。このゲームのラスボスは七英雄(本体・集合体)で、ゲーム開始時は7名が各地で調査活動をしたり、暴れていたり、金儲けに走ったりしています。個々でさえ、充分な対策が出来ていないと勝てません。ましてや、ラスボスは7人の集合体なので、対策が出来ていないと勝てません。逆に言うと「しっかり対策をすれば勝てる」と言えますが、確実に作業ゲーになります。七英雄の名前の由来、佐賀県とのコラボなどユーモラスな要素もたくさんあり、今(2022年12月)になっても楽しめる作品です。今から始める方には追加要素があるリメイク版をオススメします。