一生遊べるベストゲーム、『Slay the Spire』
繰り返し遊ぶたびに発見がある。
クリアするたびに難易度を上げられる。
難易度を極めても、次は連勝記録への果てない挑戦が待っている。
本当に一生遊べるベストゲーム、それが『Slay the Spire』です。
システムはローグライク、プレイするたびにマップや敵が新しく作られるゲームです。ローグライクは遊ぶたびに状況が変わるため、長く遊べることで有名です。その代わり、繰り返すために序盤がだれやすいという欠点があります。
しかし、このゲームは違います。ひとつの選択肢が後々に大きな影響を与えるため、おろそかにしてよいものなどありません。
『Slay the Spire』はカードを主体としたデッキ構築型で、敵に勝つたびにカードを選んで手に入れることができます。
戦闘は基本的にはコマンドバトルのようなものです。コマンドの代わりにターンごとにカードが5枚配られます。
カードにはコストが設定されていて、3コストまでなら何枚でも使えます。攻撃のカードで敵のHPを減らして0にすれば勝利です。
一般的なローグライクの面倒な部分を排除して、バトルの重要な部分だけを抽出したようなゲームです。
このゲームの最も重要な部分は、敵に勝ったときの報酬の選び方です。
報酬の選び方には、2つの方針があります。ゲームのラスボスを倒すために、理想を目指して選ぶ方針。あるいは、次に勝つために目先を優先する方針。
ラスボスは非常に強いため、理想的なカードを選ばないと最後には勝てません。しかし、理想だけを目指すと次の敵に負けてしまいます。
次に戦う相手はだいたい3種類からランダムになることが多いので、勝てるかどうか予想して選びます。
複数ある理想的なデッキのどれを目指すのか迷いながら、目先の敵に対処し続けることになるでしょう。
実際にプレイすると運任せでもわりと勝てるので、最初は簡単に勝てることが多いです。しかし、難易度が上がるにつれて、選択肢の重みが増していきます。特にカードの戦力評価が正しくできるかどうかで、勝率が大きく変わります。
次に来る敵を思い浮かべながら、自分のデッキの動きを予想して、理想を目指してカードを選び続けるのです。
この駆け引きがたまらなく面白く、理想のデッキができたときには、興奮して記録に残したくなります。
ローグライクの面白さだけを集めたベストゲームと言えるでしょう。ぜひ、皆さんもこの興奮を経験してみてください。