号泣必至の名作でした
個人的には最初の場面から号泣必至で、エンディングまで泣きっぱなしでした。結末は予想通りの展開で、むしろそれに向けて全員が動いている、ある意味予定調和のストーリーでした。ただ、キャスト陣の演技力の高さと、小松菜奈ちゃんと坂口健太郎くんの美しい物語で自分的には大満足でした。
一見ワガママのように見える主人公・茉莉の立ち居振る舞いも、人間味があって好きでした。個人的には、主人公の友人、タケル(山田裕貴)と沙苗(奈緒)のカップルが、あっさりと別れたことになっていて、「どんなにお似合いでも現実はうまくいかないよな」とリアリティーがあって、無理やり幸せエンドにしてないところが良いなと思いました。
和人がどんどん男らしく、かっこいい大人になっていく流れも違和感なく、「あ〜成長してる〜!」って親心を感じながら見てました。
何と言っても、エンディングのRADWIMPSがズルすぎです…。映画のストーリーがぶあっと回想のように思い出されて、また歌詞に和人の思いがリンクをしていて最高に泣けました。映画の主人公は茉莉だったのですが、主題歌の主人公は和人であり、沙苗であり、茉莉の死を悲しむ全員の気持ちに寄り添っていて、温かい気持ちで終われたのも良い映画だなと思えた理由の一つです。