「素人」から「天才」へ
髪を真っ赤に染めた大柄な男、桜木花道。
中学時代は喧嘩に明け暮れ、名の知れた不良だった桜木は進学した湘北高校で赤木晴子に出会う。
晴子からバスケットボールについて聞かされた桜木は、素人であるにも関わらず、晴子への想いからバスケ部への入部を決意。
そこで晴子の想い人でありスーパールーキーと呼び声が高い流川楓と出会う。
事あるごとに流川と競うとする桜木だが、初心者である彼にはドリブルやパスといった基礎練習の日々が続く。
また、キャプテンであり晴子の兄である赤木剛憲とも反発し合う日々が続く。
そんな中、赤木こと“ゴリ”から桜木はリバウンドについて学ぶ。
「リバウンドを制する者は試合を制す」
188cmと身長が高くジャンプ力がある桜木にとって、このリバウンドが最大の武器になり、チームメイトからも「リバウンドに関しては本当に天才」とまで言われるようになった。
強豪の陵南の仙道や魚住、県No.2である翔陽の藤真、王者・海南の帝王・牧といったライバル達との試合を通してメキメキと新幹線の如く成長していく桜木。
電光石火のポイントガードの宮城リョータ、元中学MVPシューターの三井寿という曲者も加わり、全国制覇を目指して桜木は練習に励む。
そして全国大会が決まる大一番の試合。
相手は大会前の練習試合で苦杯をなめさせられた陵南。
全国制覇という強い想いは赤木だけではなく、彼と一緒に湘北を支えてきた副キャプテン・木暮公延の想いでもあった。
先輩達の想いを受け止めた桜木は、どちらも1勝1敗と負けられない試合の中で今まで身に付けてきたものをぶつける。
26年振りに映画が公開された『スラムダンク』。
映画を観る前に必ず読んでおきたいバスケット好きにとってのバイブルです!