何周も読み返しちゃってます!
女性作家ということで、恋愛色が強いのかな〜って先入観を持っていましたが、恋愛色はアクセントで少しあるくらいでした。
物語の内容としては、主人公の兄弟が、過去の過ちで失ったものを取り戻す旅をする中で、色々な人と出会い、感動と挫折を味わいながら成長していく物語です。
主人公たちは「俺Tueee」でも「最強」でもなく、才能はあるけれど常に苦戦を強いられているイメージです。
しかしながら、戦闘シーンは魅力に溢れており、疾走感、爽快感、ハラハラ感が上手く合わさっているため、何度読んでも楽しむことが出来ます。
ストーリーに関して、主人公たちはよくある子供っぽい甘い考えを持っている訳ではないので、大人が読んでもイライラする事は無く、大人でも考えさせられるような深い内容になっています。
特に、登場する大人キャラたちの魅力が強く、序盤から終盤まで、終始大人キャラたちがカッコいいと感じること間違い無しだと思います。
登場人物の中には死んでしまうキャラもいますが、敵も味方もあっさり退場という感じが一切なく、最後まで繋がっているところが感動的です。
伏線も当初から張り巡らされており、間伸びした感じは全くなく、作者は天才かと思うくらい綺麗にまとまって話が完結しています。
読む前は長いと感じるかもしれませんが、読み始めたら最後まで一気に読んでしまうこと間違いなしの傑作なので、未読の方は一度は読むことをオススメします!!