BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

『BLACK LAGOON』は、作者の広江礼威(ひろえ れい)が月刊サンデージェネックスで連載中のガンアクション漫画、およびそれらを原作とした小説・アニメ作品。裏社会の人間が闊歩する犯罪都市・ロアナプラに放り込まれた日本の商社マン・岡島緑郎ことロックは、運び屋の一員となり荒事を請け負うようになる。

ryouanのレビュー・評価・感想

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン
8

このセリフ選びは他のアニメには真似できない!

かっこよさ全振りアニメ。
登場キャラクターの大半が頭のネジ数本飛んでいる(褒めています)。
ジャンルはガンアクション。
舞台はタイ南部にある架空の都市、ロアナプラ。
マフィアやギャングや運び屋(海賊?)たちがひしめく治外法権の地、ロアナプラに何故か日本人のサラリーマンが拉致られて運び屋をやることになるお話。
ギャング、街のチンピラ、マフィアやCIAなどが、国際情勢や縄張り争いで複雑に、それもなかなかのヘビーな内容で抗争にあけくれている日常。
ぱっとあらすじを読んだだけではヘビーな任侠ドンパチもののように思うかもしれません。
物語の本筋はヘビーなドンパチもので合ってるのですが、それを思わせない作りにしてるのが独特のセリフ回しです。
洋画などのアメリカンジョークやブラックジョークといえばわかりやすいかと思います。
ただ私が知り得るジョークのどれをとっても、ここまで秀逸でお下品な(褒めてます)ジョークは聞いたことがありません。
どんなにヘビーな物語の展開でも、ジョーク1つ入るだけでクスッとなってしまい、まるでコメディアニメでも見ているかのような錯覚に陥るのです。
ただ作品の特性上、やはり血はでますし、死人もでます。
ただそういう表現もなぜかコミカルに見えてくる不思議な作品です。