アニメ第22話の感想
ウィンリィは優秀な機械整備士で、主人公のエドワードとその弟のアルフォンスの幼なじみでした。
ウィンリィは実は8歳の頃に医者である両親をイシュバールの内乱で亡くしています。
つまり、その時は犯人が誰なのかわからないけれど、殺されたという報告が来ていたのです。
それ以来は父方の祖母のピナコが孫のウィンリィを育ててきました。
後になって、エドワードとアルフォンスは、ウィンリイの両親は「傷の男」と呼ばれるスカーに殺されたことを知るのですが、ウィンリィの反応を想像して怖がり、隠しておくのでした。
ですが、エドワードとスカーが話をしている時にウィンリィは聞いてしまうのです。
「ロックベル夫妻を知っているか?」
「テメーを助けて、テメーが殺した夫婦を知っているか?」
そこを通りかかったウィンリィは、初めて自分の実の両親を殺したのは、目の前にいるスカーだと知りました。
ウィンリィは泣きながら、座り込みました。
「父さんと母さんが殺された? 助けた人に?何で父さんと母さんが殺されなきゃいけなかったの?殺されなきゃいけなかったこと、何もしてないよね?」
「返してよ! 父さんと母さんを返して!」
次の瞬間、ウィンリィは涙を流しながら銃をスカーに向けました。
エドワードやアルフォンスの「銃をおろせ」「撃っちゃだめだ」も聞こえていません。
「撃てるなら邪魔だ、立ち去れ!」
スカーがウィンリィを攻撃しようとしましたが、エドワードが守りました。
「おまえの手は人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」
そうやってエドワードはウィンリィを説得しました。とても感動できるエピソードです。