にぎやかなお祭りみたいな映画!劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X
実在の新幹線が巨大ロボに変形して悪と戦うSFアニメの劇場版であり、本編終了後の後日談ながら新たに宇宙より襲来する未知の敵・ヴァルハランと謎のシンカリオン・ALFA-Xとの関係を軸に主人公速杉ハヤトと父親ホクトの絆を描き、初音ミクやエヴァンゲリオン(の登場人物)やゴジラも登場する賑やかな映画となっています。
新型新幹線として、また運転士の決まっていないシンカリオンとして登場するALFA-Xとは実際にJR東日本が開発中の試験車両であり、長いノーズと銀色の車体は如何にも未来的で電車好きでなくても心が躍るような先進性を感じさせ劇場版の特別感を高めます。
対するヴァルハラン側の操るマシン・ヴァルドルは外観も含めて蒸気機関車のイメージでパワフルかつどこかとある銀河鉄道を思わせる雰囲気。
CGによる精密な変形と量感のある動きでシンカリオンを窮地に追い込みます。
ヴァルハランの接近による時空変動の影響で少年時代の自分と入れ替わってしまった父ホクトと協力して戦うハヤト。
そして各地のシンカリオンがヴァルドルを迎撃する為、東京駅の最終防衛施設に集合。
別時空のシンカリオン、こだま500TYPEエヴァと運転士の碇シンジも加勢に現れます。
日常では決して並ぶ事はあり得ない、日本国中の新幹線が協力してヴァルハランを撃退しホクト少年は元の時代へ帰り入れ替わりにこの時代のホクトは帰還します。
最後は生まれたばかりのハヤトに父になったばかりのホクトが「やっと会えたな」と声をかけるシーンがひそかな感動を覚えます。