一見恋愛がテーマのように思われるが…
約20年前に発売されたゲームではありますが、今でも十分楽しめるゲームだと思います。
発売当時のCMでは、キスシーンがとても有名で、恋愛がテーマのRPGのように思われますが、実はそうではないのです。
主人公ティーダは、有名なブリッツボール選手である父親ジェクトに対して、はじめは軽蔑や恨みといった感情を見せています。しかし、スピラという世界にやって来て、様々な背景を背負った仲間たちと、シンを倒すという旅をする中で、ジェクトのスピラでの足跡も辿って行きます。辿っているうちに、ジェクトに対する感情の変化が現れ、ラストでは、ティーダとジェクトは再開を果たします。ティーダとジェクトがお互いの関係性を見つめるといったことが、このファイナルファンタジー10での大きなテーマの一つであると思います。もちろんユウナとティーダの恋愛的な関わりも注目ですが、それ以上に、親子での関わり、親子愛といったテーマがファイナルファンタジー10が訴えたいことのテーマの一つではないかと私は思いました。
他にも、ファイナルファンタジー10では様々な魅力があります。主人公ティーダが異世界からスピラにやってきたという設定のため、ティーダ=プレイヤーとなるため、プレイヤーがゲームにとても引き込まれやすいと思います。また、キャラクターにもひとりひとり物語があることで、より一層キャラクターに魅力を感じますし、愛着が湧きます。
私はもう何度もプレイしていますが、毎回楽しくプレイしています。
プレイしたことがない方にはぜひオススメしたいゲームのひとつです。