世界からの期待を大きく受けすぎてしまった作品
今や世界的人気となったこの作品だが、死にゲーとして多くの負担と成果も生まれ過ぎた。
敵にすぐやられるというシステムでゲーム性のメリハリをユーザーに与えて一躍有名となり、
1000万もの売上を超えたものの死に要素も露骨に増えて敵の猛攻も激しくなった。
まずすぐに目に見えたのは隙の少なさで反撃できるチャンスが過去作より多く増して、
1人行動のみでクリアするのが厳しくなった。
遺灰に頼れば逆に楽になるものの、ターゲットを散らす事が死にゲーとして面白くなれたかどうかが実感しにくく、
死闘感もあまり味わえず。
ソロでどうにかこなしたいと思うプレイヤーにとっては、あまり期待に添えられないだろう。
今作からオープンフィールド化した事で、最初から遠い所まで移動できるようになったものの、
無駄な範囲も増えてしまって行動する手間も労する。
フィールドワークにおいて面白いと思われる要素があまりない。
挑戦的な部分もあるが、死にゲーならではの特徴は感じられなかった。
ダークソウルもシリーズ終了を宣言されても世界観継続を望まれて新規IPとして変わった今作。
上手にかみ合わずにシステムの付け足し感で作られたのが残念だ。
もしプレイするつもりなら、腕前に自信のない方はある程度覚悟する必要があるだろう。