第1話から最終話まで飽きないアニメ
見始めて最初に思うであろうことは、「そっちが兄なのか!」
鋼の錬金術師というタイトルから想像すると全身鎧姿のほうが兄のように感じますが、実は全く逆。身長が低く、片手片足が義手義足のエドワード・エルリックが兄。身長が高く、全身鎧のアルフォンス・エルリックが弟。2人の錬金術師の兄弟が主人公の物語。
アニメはパート1〜5まであり、それぞれのパートが12話ほどあり、全65話。65話と聞くと見る気が起きにくいですが、見始めると一変。ストーリーに引き込まれ、気づいたら2、3話と何話も続けて見てしまいます。
鋼の錬金術師の面白いところは、共闘する戦いがメインのところ。バトルアニメによくある主人公が修行をして強くなるというような描写はあまりありません。登場してくる敵に圧勝するどころか大敗してしまうシーンも多々あります。その分、周りの仲間やかつての敵と力を合わせて強敵と戦っていきます。主人公が強すぎず、弱い部分をさらけ出すからこそのバトルの面白さがあります。
序盤からド派手な伏線があり、後半を見るのが不安になる部分がありますが、その伏線は後半に向けて徐々に回収されていくので、最後まで飽きずに見ることができるので安心です。なぜこの2人の兄弟は変わった姿をしているのか?鋼の錬金術師というタイトルが表すものとは?単純にストーリーを楽しむだけでなく、人について深く考えさせられるアニメです。