進撃の巨人の伏線回収が凄い
最も進撃の巨人の伏線回収でわかりやすいのは、第1話の父グリシャの視線です。将来調査兵団に入隊したいと言ったエレンに対してグリシャは「帰ったら、ずっと秘密にしていた地下室を、見せてやろう」と語っていますがこの時のグリシャの目線はエレンではなくおかしな方向を見ております。第1話の時は私は地下室が気になっていましたが、読み返した際に違和感を覚えました。そして後のストーリーで、グリシャは未来のエレンを見ていた事が判明します。30巻121話でエレンとジークは2人の父親のグリシャの過去の記憶を巡る事になりましたがここでエレンは自身と父親が継承していた「進撃の巨人」の能力をジークに明かしました。この力で未来の継承者であるエレンの記憶を見たグリシャは間接的に未来のエレンを見ていたのです。未来のエレンとジークの姿については3巻12話にも描かれており連載当初から意識されていたと考えられています。1話の時点でグリシャの視線が進撃の巨人の能力の伏線となっていると考えるのは難しく読み返して初めて気が付く為、この時は私は鳥肌が立ちました。1話からこの伏線をはり121話で回収をする事に驚愕します。これだけでなく、進撃の巨人には数多くの伏線があります。