ひぐらしのなく頃に / Higurashi When They Cry

ひぐらしのなく頃に / Higurashi When They Cry

『ひぐらしのなく頃に』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。原作はビジュアルノベルで、2006年から断続的にアニメ化された。小説や実写映画なども制作され、2000年代後半から2010年代前半を代表する人気作品となった。
雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一の周囲で不穏な事態が相次ぎ、凄惨な惨劇が繰り返されていく。

sugap04915のレビュー・評価・感想

ひぐらしのなく頃に / Higurashi When They Cry
8

ただのホラーマンガじゃない

簡単に言うと、可愛い萌え系のキャラクターが血なまぐさい物語を展開させていきます。ですがそれだけではありません。まずは「ひぐらしのなく頃に」で謎がたくさん散りばめられた物語が展開され、特に目明し編はめちゃめちゃ怖いし、グロテスクです。
1番初めの鬼隠し編でも、ただのマンガなのにビクッと驚かされてしまうページがありました。祟殺し編は辛く、だいたいこの3つの編が出題編と言われています。こちらはだいぶ怖く、え、何故?のように全く何が起きて、何故この人達が死んだのか一切わからない。超人的な力による祟りなのか、はたまた殺人なのか?そこから全く何もわからない状態です。その後、「ひぐらしのなく頃に解」という解答編と呼ばれるものに続き、やっとなぞが紐解けていく形になります。例えば、出題編の鬼隠し編の裏側や、何が起こっていたのかがが解答編の罪滅し編でわかるような作りになっています。特にこの2つの編は映画化もされており、私は1番感動させられました。全ての謎が解答編の最後の祭囃し編で収束させられ、なるほどとなります。
このマンガは、ただ可愛いキャラクターのホラー物語ではなく、感動させられるようなものになっています。解答編からは涙無しには読み進められないと私は思います。