社会現象を巻き起こした「進撃の巨人」
日本のみならず、世界でも超有名な作品。
原作からアニメ、実写まで派生し、一時は社会現象を巻き起こしたほどです。
人類と巨人の生存競争を描いたストーリーであり、人間を捕食対象とする巨人に人類が立ち向かうといった構成となっています。
その戦力差は圧倒的であり、個体によっては10m以上の巨人に人類は無残にその身を食いちぎられるといった惨状の最中、
軍隊を形成し、巨人の進撃に抗う様相が読者の心を惹きつけたと思います。
しかし物語の中身はかなり濃密で、人類VS巨人の一見シンプルな話とは程遠い内容となっています。
■あらすじ
人類は巨人の脅威から逃れる為、約100年以上前に構築した高さ50メートル程の広大な円形上の壁の中に逃げ込み、その中で生活している状況から物語は始まります。
壁は全部で3重式になっており一番外からフォールマリア・フォールローゼ・フォールシーナの命名し、
これらの壁内に身を投じる事で巨人の進撃を阻み、何とか平和を掴んだように思えますが、
活動領域が壁内のみに留められた事で食糧自給難などの問題に加え、まるで鳥かごに閉じ込められたような窮屈な日々を送る様でした。
そんな状況に疑問をもっていた主人公エレン。
失われた領土、そして自由を奪還する為、対巨人用に結成された「調査兵団」の入団を夢見ていました。
しかしながら、母親からは大反対。
戦術を研究・駆使し、洗練された兵団でさえも巨人の前には圧倒的戦力差があり、
打倒の為、壁外に果敢に進出するも、多くの兵士が食い殺され、生存兵が命からがらに帰館してくる様を見ているからです。
それでも巨人打倒を強く思うエレン。
いつか巨人を駆逐し外の世界へ羽ばたいてみせると友人アルミンと息巻いていた矢先、超絶望が襲いかかることに。
高さ50mある壁外から突然顔を覗かせる超大型巨人の顔。
その後、この巨人の攻撃によりフォールマリア(一番外側の壁)が破壊され、無数の巨人たちが壁内に侵入してきました。
老若男女問わず、無慈悲にも巨人たちにその身を食いちぎられていく地獄絵図が展開されていくことに。
エレンはアルミンはそして人類の運命はいかに…。