ちょっと悲しい、そして怖い
名前だけは聞いたことがあったのですが、内容は良く知りませんでした。ネットで読んだのですが、最初は結構辛いな~と感じました。
4人家族の戌屋敷家。父親はまだ50代なのに、見た目は70代くらいに感じます。それだけ苦労しているということなんでしょうね…。
奥さんはパートで働いていて、高校生の娘と中学生の息子がいるようです。ある日、戌屋敷家は引っ越しを決意。念願の一戸建てです。しかし、隣に大きな家が建ち、日中は全然日が当たらないという物件でした。それでも念願のマイホームということで、父親は満足しています。ただ、やっぱり他の家族はテンションが下がってます。
とにかくお父さんが可哀そうすぎて、読むのがちょっと辛いなと感じました。一人で牛丼食べたり、柴犬のはな子をペットとして飼っても、家族はうるさいとかしつけができていないと文句ばかり。こういう家って普通なのでしょうか。お父さんの肩身狭すぎです!そんなある日、お父さんにガンが発覚!誰も悲しんでくれないのかなと思ったら、泣けてきます。公園で犬のはな子と二人でいたら、上から何かが落ちてきます。それは宇宙船で、この事故がきっかけで、お父さんの体はアンドロイドになってしまうのでした。人間の体が割れてメカニックな部分が出て来たりと怖いです。
気持ち悪い部分もあるのですが、それまで勇気が出ず言い返したり、人を助けるということもできなかったお父さんが変わっていきます。
今後の展開も気になりますし、もう一人アンドロイド化された青年がいるので、その人も今後どうなっていくのかが気になります。